GoldenBiotechが開発したアルツハイマー新薬はオーストラリア政府とJ & J 共催のInnovation QuickFire Challengeにて新薬大賞を受賞

2016/06/15

2016年6月14日、オーストラリアのクイーンズランド州総理Annastacia Palaszczukは、4億500万オーストラリアドル(約324億円)の予算を組み、クイーンズランド州の研究能力を加速させることを発表しました。アルツハイマー治療(論文はこちら))の研究もこの予算の範囲の大きなテーマです。そのため、オーストラリアクイーンズランド州政府は世界的な大手製薬会社Johnson & JohnsonとQuickFire Challenge大賞を共同開催し、アルツハイマーに対して新しい医療機器、新薬開発テーマ、新消費性商品テーマを設定し、各テーマに対し、優勝者を選出しました。

GoldenBiotechは、研究中の新薬アントロキノノールのアルツハイマーに対する有効性をテーマとし、世界中の100以上もの参加企業の中で、半年を経て審査選出された12企業の1つに選出されました。そして、最終審査の結果、新薬部門において最高の栄誉を得ました。

2016年6月15日クイーンズランド州政府の新聞記事によると、審査員団はアントロキノノール小分子は血液脳関門を通過できることから「アルツハイマー(認知症)」の最大の障害を突破し、後の臨床試験研究において患者の治療が期待される、と評価しました。GoldenBiotechは、Johnson & Johnsonと協力してオーストラリアでアントロキノノールをアルツハイマー患者の第II相、第III相臨床試験を実施することを決定しました。